ICL・IPCLのハロー・グレアはいつまで?|大崎駅徒歩1分の石田眼科大崎クリニック(品川区)
「ICLやIPCLの手術を受けたら、夜の街灯や車のライトのまわりに輪が見えるようになった」「光がまぶしくにじんで見える」――こうしたご相談は、石田眼科大崎クリニック(品川区大崎)の術後診察でもよくいただく質問のひとつです。
この見え方の変化は「ハロー」「グレア」と呼ばれる現象で、眼内コンタクトレンズ手術後に一時的に現れることがある、よく知られた症状です。日本眼科学会の「屈折矯正手術のガイドライン(第8版)」でも、有水晶体眼内レンズ手術の術後合併症のひとつとして明記されています。
多くの方は時間とともに落ち着いていきますが、「いつまで続くのか」「夜の運転は大丈夫か」と不安を感じやすいのも事実です。この記事では、ハロー・グレアが起こる仕組みから、研究データに基づく経過、対処のポイントまで解説します。ICL・IPCLの治療を品川区・大崎・五反田・目黒エリアでお考えの方も、ぜひ参考にしてください。
ハロー・グレアとはどんな見え方?
ハロー・グレアは、あたりが暗く、光源だけが強い場面――夜間の対向車のヘッドライト、街灯、信号機、暗い部屋の照明など――で気づきやすい現象です。日中や明るい室内では、まわりとの明るさの差が小さいため気づきにくくなります。
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名称 |
どんな見え方か |
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ハロー(Halo) |
光源のまわりに白い輪(ハレーションのような光の輪)がかかって見える |
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グレア(Glare) |
光がにじんで広がり、過度にまぶしく感じる |
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スターバースト(Starburst) |
光が放射状に、とげのように伸びて見える |
なお、ハロー・グレアは眼内レンズ手術を受けていない方にも起こりうる自然な光学現象です。手術後に気になりやすくなるのは、レンズの光学的な特徴に加えて、新しい見え方に脳が順応していく過程があるためです。

なぜ起こるの? ―瞳孔とレンズの光学部の関係―
ハロー・グレアの主な原因は、暗いところで開いた瞳孔(どうこう)が、レンズの「光学部」よりも大きくなることにあります。
光学部とは、度(視力を矯正する働き)が入っているレンズの中心部分のことです。瞳孔はカメラの絞りに似た働きをし、明るい場所では小さく閉じ、暗い場所では光を集めようと大きく開きます。
屈折矯正手術を希望された方約1万4,000眼を対象とした研究では、薄暮時の平均瞳孔径は 6.45mm と報告されています
一方、ICLの光学部径はモデルや度数によって 4.9〜6.1mm 程度、IPCLでは6.6mm程度と設計されています
つまり夜間など暗い場所では、瞳孔のほうが光学部より大きく開く組み合わせがありえます。光学部の外側(レンズの縁)を通った光は像のまわりににじんで広がるため、「夜だけ光がにじむ」という症状の仕組みが説明できます。
また、矯正する度数が強いほど光学部が小さめに設計される傾向があるため、強度近視の方ほど瞳孔との差が開きやすい点は知っておかれるとよいでしょう。
中央孔(ホール)由来の光の輪について
現在主流の「ホールICL」は、房水(目の中の液体)の循環をよくするため、レンズの中央に直径0.36mmほどの小さな孔(KS-AquaPORT)が開いています。この中央孔があることで、光源のまわりに小さな光の輪が見えることがあります。これは構造上起こりうる見え方ですが、多くの方は術後1ヶ月程度で脳が順応し、気にならなくなります。
どのくらいの人に起こる? いつまで続く?
経過の目安
手術直後:光のにじみを最も感じやすい時期です
術後1週間:5年間グレアを追跡した海外の前向き研究では、グレアは術後1週間で有意に低下したと報告されています(BMC Ophthalmology 2025)
術後1ヶ月以降:数値の上では安定し、その後も時間とともに気にならなくなっていく方が多い経過です
1〜3ヶ月:多くの方がこの間に大きく慣れてこられます。日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)も「多くは時間とともに気にならなくなる」と説明しています
研究データから見た頻度
同じく5年間の追跡研究(対象22名44眼)では、術後5年時点でグレアを自覚した方は72.7%と多くを占めた一方、「気になる(bothersome)」と答えた方は31.8%、夜間運転に軽度の問題があった方は18.2%にとどまり、いずれも軽度でした。自覚していても生活に支障のないレベルの方が多数を占める、という読み方になります。
※この研究は少数例・単施設の研究で、平均年齢25歳前後の若い集団を対象としているため、数字は参考値としてご覧ください。
感じ方には個人差があり、暗いところで瞳孔が大きく開く方ほど強く感じやすい傾向があります。「自分だけが気になる」と心配される必要はありませんが、経過には個人差があることも事実です。
ICLとIPCLで違いはある?
ICL・IPCLはどちらも、虹彩と水晶体のあいだにレンズを挿入して近視・乱視を矯正する「後房型の有水晶体眼内レンズ」です。角膜を削らないため、強度近視の方や角膜が薄い方にも適した治療法で、必要があればレンズを取り出すことも可能です。
ハロー・グレアはどちらのレンズでも起こりうる現象です。光学部の大きさ(ICLは度数により4.9〜6.1mm程度、IPCLは6.6mm程度)や素材などの違いはありますが、「暗所で瞳孔が光学部より大きく開くと光がにじむ」というメカニズム自体は共通しています。レンズによって光の輪の出方やにじみ方の印象が異なることがありますが、どちらも多くの場合、時間とともに落ち着いていきます。
当院のICL手術では、STAAR Surgical社製のホールICL(国内で厚生労働省の認可を受けたレンズ)を採用しています。コラマー(Collamer)と呼ばれる素材でできており、UVカット機能を持つレンズです。術前検査で瞳孔の大きさや度数、角膜の状態などを総合的に評価したうえで、レンズのサイズ・度数を決定します。
術後の夜間運転はいつから?
夜間運転の再開時期は自己判断せず、術後診察で見え方を確認したうえで、医師の指示に従ってください。見え方に不安があるあいだは、無理に運転しないという判断が最優先です。
運転を再開した後も、慣れるまでのあいだは次のような場面には特に注意しましょう。
路面が光を反射しやすい雨の夜
速度が出やすい高速道路
標識の確認に時間がかかる慣れない道
街灯が少なく、対向車のライトだけが強く目に入る道
対向車のライトを直視せず視線をやや路肩寄りに置くこと、車間距離を広めにとること、フロントガラスの内側の油膜や汚れを落としておくこと――これらはにじみの影響を減らすうえで役立ちます。

こんなときはご相談ください
多くの場合、ハロー・グレアは時間とともに軽減します。ただし、次のような場合は定期検診を待たずにご連絡ください。
術後1ヶ月以上経っても、仕事や運転に支障が続く場合
左右の目で見え方の差(左右差)が大きい場合
ハロー・グレアが急に強くなった場合
痛みや視力の低下、光が見えにくいなどの症状を伴う場合
受診の際は「いつ(夜10時ごろなど)」「どんな場面で(対向車のライトなど)」「どの程度(一瞬まぶしくて標識が読めないなど)」の3点をメモしてご持参いただくと、症状の切り分けがスムーズです。
診察では、レンズの位置・サイズ・度数、瞳孔の大きさ、涙の状態、眼圧などを確認したうえで原因を評価し、経過観察、点眼治療、必要に応じてレンズの整復・再評価などの対応を検討します。
よくあるご質問(FAQ)
- 術後のハロー・グレアはいつ頃まで続きますか? A. 術後1週間で大きく落ち着き、多くの方は1〜3ヶ月で慣れてこられます。個人差があるため、気になる症状は診察でお伝えください。
- 夜の運転はできますか? A. 再開時期は自己判断せず、術後診察で医師の指示に従ってください。見え方に不安があるあいだは無理をしないことが最優先です。
- ICLとIPCL、どちらを選べばよいですか? A. 度数や角膜の状態、生活スタイルによって適応が変わります。当院では適応検査の結果をもとに、一人ひとりに合った術式をご提案しています。
- 費用は保険適用ですか? A. ICL・IPCLによる近視・乱視矯正は保険適用外(自由診療)です。費用については診察時にお問い合わせください。
- 大崎駅からのアクセスは? 五反田や目黒からも通えますか? A. ゲートシティ大崎ウエストタワー2F(駅直結)で、JR大崎駅南改札から徒歩1分です。山手線で五反田駅・目黒駅からも1駅、りんかい線・湘南新宿ラインからのアクセスも便利です。お仕事帰りやお買い物のついでに通院できる立地で、術後の定期検診(1・3・6ヶ月)も無理なくご来院いただけます。
大崎駅徒歩1分|石田眼科大崎クリニックへのアクセス
診療科目:一般眼科、白内障、緑内障、網膜硝子体、小児近視の進行抑制治療、屈折矯正手術(ICL・IPCL)
所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー2F
アクセス:JR大崎駅南改札 徒歩1分(駅直結)/ 山手線で五反田駅・目黒駅から1駅、りんかい線・湘南新宿ラインも利用可
診療時間:9:30〜12:00 / 14:30〜17:30(月〜土・日祝休診)
お電話:03-6285-4850
ICL・IPCLは日帰り手術が可能で、ほとんどの方が手術翌日から裸眼での視力回復を実感されます。当院では手術翌日の術後検査に加えて、術後1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の定期検診で見え方の経過を丁寧にフォローしています。
「夜の見え方が気になる」「そもそもICL・IPCLが自分に向いているのか知りたい」という方は、大崎・五反田・目黒・品川エリアからお気軽にご来院ください。ご予約・ご相談はお問い合わせフォームまたはお電話(03-6285-4850)まで。
